もの・こと・じょう・ほう

見据えた海は大海原。耳を澄ませば人の声。振り向き様に富士の山。影の先に一輪の花。

自宅から実家へ自転車で走ってみた~その3:土下座と迷子とすき焼き~

四日市を9時に通過して自宅へ電話。だいたいこんな感じ。

まるこめ「今、四日市いるんやけど、今日そっち行くな」

母「仕事か?」

ま「自転車やで」

母「肉にするか?」

ま「頼んだやで」

 

まったく自転車で来てることに突っ込まない母大丈夫か。

 

四日市から鈴鹿、亀山、関を過ぎると鈴鹿峠。正直、ママチャリの時にそんなにつらかったとは思ってなかったのでいけるやろ~(ハナホジ

ちょっと待って、こんなに登りきつかったっけ?

ちょっと待って、向こうにめっちゃ角度つけながらトラック走ってるけどあそこまで行くのん?

ちょっと待って、前回下りやったから気づかんかったけど、登り車線の方が登ってるやん?

完全に予定が狂いました。右ひざがいつ悲鳴をあげるか。ふとももがいつつってしまうか。時間だけがただただ過ぎていく。

この峠に入る前に眠気に襲われそうになった体が覚めてしまうこの登り。おかしい。鈴鹿はもっと優しかったはず。

結果的に水口に下りた頃には50分の遅れが出る結果。

ただ、ここからは緩やかな下りと草津から京都への市街地を抜ければいいだけなので、比較的坦々と。

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ただ、右膝はそろそろ限界に達しようかとしており、大津から山科への逢坂の関手前で歩いたり、山科から京都への三条蹴上の登りも歩いている始末。

この写真撮ってる時も足がガクガクでした。

15時に逢坂の関、15時40分に三条蹴上を越えてやっとのことで京都へ。

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お決まりのDOGEZA★16時前で西日が照らしている。

ここからは自宅へ向かえばいいのですが、北摂地域へ進むには国道171号線、いわゆるイナイチを通る必要があり、三条大橋から西京極へ行くとなると京都市内を横切ることになり、これまた時間がかかる。そして大山崎から高槻・茨木方面へ抜けるところは走りづらい。そうすると西国街道を通ることになるけど、合流地点がわかりづらい。

案の定、迷いました(テヘペロ

おそらく40分くらいは無駄した気がする。

そんなこんなでボロ雑巾のような身体で到着した実家。

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あぁ~すき焼きの肉と白米とビールが五臓六腑に染み渡るんじゃ~

実家とかいう五つ星ホテルを堪能し、無事企画完了!

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自転車のお姉さんとはてなちゃんいなかったら絶対走り切れなかった。

何かを背負って走るとこんなに力が出るんだなって。ほかのサイクルジャージじゃ無理だと思う。

箱根旧道の容赦ない坂、静岡の向かい風、愛知の夜の冷え込み、鈴鹿の予想外の登り、気力体力の限界と向き合った三重・滋賀・京都。

計36時間で500km。走り切った。