もの・こと・じょう・ほう

見据えた海は大海原。耳を澄ませば人の声。振り向き様に富士の山。影の先に一輪の花。

東京→名古屋を24h以内で走ってみた~その1 日本橋→三島~

 先日、東京の日本橋から名古屋駅まで自転車で走ってきました。

自転車界隈には東京・大阪間を24時間で走る、キャノンボールと呼ばれる謎の一人完結の修行がありまして、東京から名古屋はその初級として扱われる位置づけになります。

 ・・・とはいっても、東京から名古屋、地図で線引きすると360kmありますし、新幹線でも90分くらいかかりますよね。

 で、要は自転車で24時間以内で走るのです。ね?簡単でしょう?

以前、といってももう4年近くになるのですが、京都→東京を3泊4日でママチャリしたこともあって、いくばくかの記憶がまだ残っていました。

f:id:marukomekid:20150923201357j:plain <思い出しました。(引退したんだよなぁ・・・)

 まだスタートしてないので、走りながら思い出すだろうということで、準備にとりかかりました。

 スタートは9月19日の22時30分。場所は東京日本橋。国道1号の起点。

 ゴールは9月20日の22時30分。場所は愛知名古屋駅

 キャノンボール的には手前の国道1号が左折する松田橋(熱田神宮南側)だろうと思われます。

 で、それだけでは物足りないと思った当時の私(いまからすると殴り殺してやりたい)は名古屋発東京行きの最終電車が22時12分に発車するので、それに乗る、つまり、22時には着くというさらに厳しい縛りを設けてしまいました。

 新幹線に乗れば縛り成功、つまり初級キャノボ成功という算段です。

 机上でルートを引くと、オンタイムで22時到着というギリギリのペースになっていたのですが、まぁ、縛りは失敗でも初級キャノボは成功すればいいし、最悪、それより遅い新大阪行きに乗って実家に帰ればいいやという気持ちもありました。

 さて、日本橋に到着しました。奥が銀座方面です。

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 ただいまの時刻、22時36分・・・・・

  

  

 まるこめ「もう遅れてるじゃねーか!!!!」

 ???「問題ない。少し踏めば取り戻せるさ☆」

 それでは出発。予定では川崎市幸区遠藤町のセブイレを23時30分に通過する(遅れてるから+6分)。でも思ったほど進まない。深夜でもなければ信号トラップにはどうしてもひっかかる。

 結局、実際の通過時間は23時46分。やべぇ、遅れが開いてるやんけ・・・・ここからは横浜、戸塚を抜けて藤沢、湘南海岸方面へ。ここは前々から苦手としている戸塚前のだらだらのぼりがあったが、そろそろ慣れてきたのか、感覚としては楽に通過。

 横浜の手前、青木橋には0時18分(予定0時15分)、一回目の休憩ポイント藤沢辻堂のセブイレには1時40分(予定1時45分)。よしよし、なんとかロスはなくしたか。

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 ここから少しで湘南海岸。大磯で国道1号に合流。まただらだら登らされるし、わずかながら向かい風もあって、思うように進まない。小田原には3時32分(予定3時30分)に通過。ここから箱根湯本までが苦手ポイント。実際以上に上っている感覚に陥るのは何故だろうか。ここで2人ほどに抜かれてしまうが、あれは強い人だと信じて、鈍脚マンの私には関係ないと言い聞かせながらやっとこさ箱根湯本へ。

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 3時40分(予定3時50分)。芦ノ湖へは国道1号駅伝ルートで登ることに。旧道は1度しか上ったことがなく、ここまで暗い状況で登ってないので、回数のあるこちらの方を選択。一応、80分で登りきって、30分休む予定でいましたが実際この暗さだと、心理的に進みづらいなぁとは感じました。実際に暗かった。

 意を決して上ると、暗い暗い。追い越す自動車にありがたみを感じてしまったこの登り。登りきるころには明るくなりだしていました。

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 頂上で5時20分(予定では同時刻に芦ノ湖セブイレにいる)。うーん、この登り。

 まぁ、ここよりきつい坂はないと思えば大丈夫。

 芦ノ湖セブイレでカップラーメンをしっかり汁までいただき、車のうんちゃんとどこまでいくのかのトークで唖然とさせ、再びペダルをこぎだした。

 

*ここまでほぼ100km。残り約260km、最終電車まであと16時間。その2へつづく*