もの・こと・じょう・ほう

見据えた海は大海原。耳を澄ませば人の声。振り向き様に富士の山。影の先に一輪の花。

ママチャリ旅2

【3日目:静岡県藤枝市〜神奈川県箱根・芦ノ湖
予定ではこの日は調整日でした。というのは、この日は三島で泊り、翌日箱根にアタックするための距離調整の日とみなしていたのです。
みなしていたのです・・・・・
以上、上島の押すなよネタでした。
この日はまず宇津ノ谷峠越えからでした。これは思っていたよりも楽だったので意外でした。前日の日坂峠を予想していたこともあって、すこし身構えてました。富士川を越えて自転車道に入り、海岸線をぼんやりしながら走っていました。清水から興津、由比に入り、海岸の向こう側を視ながら走ると鬱になる現象が始まり、できるだけ海岸の先(=沼津)をみないようにしました。
※琵琶湖1周の時はこれのせいで途中、ペダル様が萎えられました
由比で桜エビを写メしようとしてたらそこの店のおばちゃんが「どこから来たん?え?京都!?それはまたえらいとこから来たなー。それじゃ、これもっていきー」ってシラスをホイホイ袋に詰めて渡してくれました。ありがとうおばちゃん!とてもおいしかったです!
そんなこんなで沼津手前になり、ズショさん・はてこさん・ケンウッドさんが迎撃するとのことで三島で逆迎撃をすることに。お昼ご飯をご一緒したら15時。予定では16時半にここと決めていたため、いっそのこと箱根を目指そうかなーなんて勇気と無謀をはき違えた選択をしてしまい、さらにはケンウッドさんを後ろにご一緒するという。どうしてこうなった。
箱根の道は三島の市街地の時点からすでに傾斜がきつく、途中の松並木の時点でミスったと思いました。でもせっかく踏み込んだ箱根路。降りるのはイヤだったのでひたすらペダル様にがんばっていただくことにしました。ケンウッドさんはなぜか途中で降りては下に見える三島や海の景色を写真で撮りまくっており、どこにそんな元気があるのかと小一時間問い詰め(ry
そばに人がいるだけで力が湧いてくるとはこのことでしょう。結果的に一度も押し歩きをすることなく上ったのはいうまでもなく御三方のおかげであります。これは本当です。途中雨が本降りになり、上り8割過ぎた頃にはずぶぬれで、下りだしてすぐの道の駅に入ったところでケンウッドさんはリタイアされ、箱根市街地その1には自分ひとりだけが下りました。
晩飯は駅伝のゴール付近のお店で、さすが観光地。飯がうまい。宿も多く、すぐに見つかりましたが、料金は1万円超え。まぁ、箱根だからね。たぶん箱根なんて来ることないし、旅できてるんだからこういう時に奮発しないと。宿となった「夕霧」は、箱根の客としてはあまりにもみすぼらしい自分に対してとても親切に接してくれました。温泉もゆっくり浸からせていただき、とても満足でした。



【4日目:神奈川県箱根・芦ノ湖〜東京都日本橋
快晴。富士山も綺麗。芦ノ湖もきれい。では出発。・・・・寒い。怖い。速い。小田原着。
小田原からは箱根駅伝コースをできるだけ走ることを決めていたため、途中から1号線を離れ、松並木へ。海はときおり上る坂の上からしか見えません。茅ヶ崎方面へ向かうと、見えてくるのは江の島。脳内には当然ながらサザンオールスターズが流れてきますね。今何時!?そうね11時ねー(違
なんだかんだで小田原中継所、平塚中継所、戸塚中継所、鶴見中継所、長いですね。箱根を走るランナーがいかに早いスピードで走っておられるのか、あの地を実際に通ってみないとわからないですね。ところどころの坂道(遊行寺坂とか)を除けばやはり平坦。いつのまにか多摩川に至り、ついに東京都。神奈川と東京は人口が多いこともあって歩道も車道もやさしいです。交通量が多いのは当然なんですが。風景は茅ヶ崎へ向かう海岸を抜けるともはやありふれた住宅地と都会だけ。一気に日本橋へ向かいます。
そしてついにゴール
やりました。迎撃に来てくれたテンソルさんはじめ、途中参加の多くの方、ありがとうございます。気づけば10人超えるオフ会になってましたねwその後、民宿くたびれ荘にて泊まることに。受け入れてくださり、ありがとうございます。とても楽に休むことができました。
※写真は芦ノ湖で撮った猫