シミュレート@大阪
日付変わっておととい、東北地方沖での地震で甚大な被害がでました。
今もなお救助にあたってる方がいます。
関西に住んでいる自分にもできることはしたいと思います。
ということで、さきほどはてなポイントを500ポイント寄付してきました。
少しでも足しになればいいと思います。
で、このM8.8の地震、’95の阪神淡路大震災よりでかいとのことで、仮に同じようなことが関西で起きたらどうなっていたのだろうか。
津波の心配がまず考えられます。内陸直下ならば別ですが、大阪湾ないし明石海峡で起こった場合、時間もなく津波がおこるのでしょうか?
その場合、ポートアイランドや神戸空港、関西国際空港、海岸を走る高速道路といった交通機関にただちに影響がでます。また、阪神工業地帯の石油コンビナートや工場群も壊滅的な被害が発生します。
また、明石海峡大橋は通行が止まり、被害によっては瀬戸大橋、しまなみ海道も通行止めとなることで四国や淡路島が孤立するのではないでしょうか。
次に、内陸部の被害では、その津波の影響で沿岸地域は壊滅的被害があります。また、埋め立て地の多くは液状化現象、地盤沈下によって津波後の水が引かず長期にわたって復興を困難にすることでしょう。
また、地震によって周辺の断層、例えば上町断層への影響もあり、さらなる被害拡大が懸念されます。
では、大阪府、兵庫県南部沿岸地域、和歌山県沿岸地域、淡路島、徳島県、香川県、岡山県に対して何ができるのでしょうか。
まずは被害にあった県でも被害が少なく、広域避難や復旧のための場所を確保できるところが重要な拠点になります。
自分は大阪府の北部に住んでいるので、茨木市や高槻市、枚方市、島本町といった津波が来ないと予想される地域においてそこが前線拠点となると考えられます。同じような拠点が被害地域に設けられていきます。
次に、その被害地域としている府県の周囲の県、京都府、兵庫県北中部、奈良県、滋賀県、広島県、鳥取県、愛媛県、高知県といった自治体が救急の受け入れをしていくことが求められます。関西の場合には関西広域連合なるものがあるので、ドクターヘリや患者受け入れをスムーズに展開してくれることが望まれます。また、自衛隊駐屯地からの救助が行われるように防衛省、消防庁が連携できるようにしてほしいものです。
また、交通機関は山陽新幹線は三原以東から米原以西まで不通となることが予想され在来線も同様となります。なので、山陰本線を利用したルートを早期に確保していくことがJR西日本に課せられます。高速道路は山陽地域を走るところは軒並みアウトでしょう。これも同じことが考えられ、渋滞になることが予想されます。飛行機も関西3空港は当然使えないことから空輸に関しては絶望的と考えるほかありません。
こういう事態に直面した時に、それこそ住民の連携や正確な情報が確保され、ライフラインの確保に関西電力・中国電力、電話事業各社、人的輸送各社、物資輸送各社に政府・自治体が適切な形で動くことができるように情報をやりとりしてほしいです。
今回の地震では東京電力と政府の関係はうまくいっていたと思います。これをこの時でもしっかり実行していってほしいです。
あとは、情報に流されないリテラシー。twitterやハイクでもつまらないデモが流されました。被害地域はライフラインが止まっているためtwitterなどが情報確保としては命綱となります。そこに善意のつもりで流す情報が実際には被害者を惑わせてしまうことにもなるため、情報の判断を適切に行っていくべきであると思います。
本当は起こってほしくはないのですが、天災は起こってしまうものですからね。。。