自転車で山中湖まで朝焼けの富士を見に行こうとしたら修行だった件~その2~
富士吉田に入って、道がひろくなった。
もうすぐだ・・・と思ったしかし、なんでこんなにまっすぐに上ってるんだ・・・?
おかしいだろ!山から抜けて市街地入ったら普通は下りに入るもんだろ!!
終わらないぞ、このクソが!
終わると思ったので、足が閉店ガラガラ、もう動きません。もとよりこうダラダラ登りが苦手なのもあって、みるみる付いていけなくなる。林道っぽい湖へつながる道も余力なく、惰性でとりあえず回している。いつまで続くんだよーヤメチクリー
やっと下りに入った。これで勝つる!
あぁ~湖きれいなんじゃ~
山中湖。そういえば富士周辺の湖って箱根の芦ノ湖以外にみたことなかったのや・・・富士山も綺麗なのよ~
戻りがてら休んだところで絵を描いている人もいた。そりゃ、こんな風景見せられたら描く人いるわな~
さて、ここからは一路甲府、小淵沢方面へ。そのためには御坂みちを越える必要が。ここで、その1での東桂のローソンのおっちゃんの話を確かめるために道を探す。
少し行き過ぎて到着。
今年3月に開通した新倉吉田河口湖トンネル。
※<特集> 来週27日に開通!「新倉河口湖トンネル」 - ててて!TV より
富士吉田側から。
距離:2.4km
富士吉田側から河口湖側に向かってゆるい登り。アウターでも余裕。
自転車通行良。河口湖側に歩道あり。
避難用の避けるやつは区間2つ。
走行中に車は33台。歩道はチャリ1台。あまり通行量多くないのかな?
続けて河口湖側から。歩道に周って。
歩道も広いし、いいトンネルですね
河口湖側に出て右折すると御坂みちが近いのだという。これは今後、使われるんでしょうね・・・
ここから御坂トンネルまで、また登るのですがもはや気持ちの勢いで登ります。閉店したふとももにムチ打ってももう何もでませんから!
さて、御坂トンネル。狭い。さっきのがよかったこともあって、せまい。交通量も多い。仕方ないね。近道だもんね。
抜けて眼下には甲府盆地。一気に下るぞ~~~~~!
・・・・・やべぇ・・・・・最高や、これ・・・・・・この下り・・・・・・最高や、これ・・・・・・・・
カーブもゆったりしていることもあって、激しいブレーキングも多くなく、楽チンすぎる・・・・
これを登らせていくやつは変態かドMしかいない・・・
国道20号に合流。ここで、気づく。なんやこの暑さ・・・そう忘れていた、夏の暑さに。忘れたいと思っていた盆地の暑さに。
しかし、灼熱の太陽と下から横から正面から襲う熱風は容赦なく体に襲い掛かる。
正直、ここから前回の山梨ライドでリタイアした石和温泉近郊のジョナサンまで、たどりつくのもやっとだし、竜王のコンビニまでもなんとなくぼんやりした気分で水を被り、飲み、走った。おそらく脱水してたし、熱にやられていたんだろう。
このままたどり着くのだろうか?と、いう状況で竜王駅すぎたところのコンビニで休憩していると、まめさんから「今日行くとこ休みやって」という無情の強制終了の宣告。ただただ「お、おぅ・・・・」としか返す余力もなく、とぼとぼ竜王駅に向かい、輪行で帰ることに。
各ポイントポイントでつらいとこもあったけど、いつもゆるゆるだったので久しぶりに修行した感があったライドでしたしおすし。(終)
自転車で山中湖まで朝焼けの富士を見に行こうとしたら修行だった件~その1~
なんでこんな修行をしているのだろうか・・・・というのはおいといて、先日、山中湖経由山梨へ自転車で行ってきました。
まめさんに先導(扇動?)されながらまずは国道20号を西へ西へ。
夜9時なのに暑い・・10時なのに暑い・・・これが夏だ、というねっとりとした空気が続く。
高尾を上る前での休憩。走った距離に比べて疲れてる感覚が。水をかけつつ、パイナップルをほうばる。
大垂水に入ると、いくばくか涼しくなって、町の暑さとの戦いは切り抜けたか。ここから大月まではアップダウンを繰り返す。途中、雨が降るが、豪雨にはならず、結果的に体に水をしっとりかけることになったと思えば天の恵みか。
大月に到着し、ここからは未走区間。ここまでと同じようにアップダウンの繰り返しなのだろうと思っていざ都留方面へ。
最初は平坦からやや下りもあって、「このままいけばいいのになぁ」というフラグを発してしまうほどである。当然、フラグは回収されます。
ここから大月までではないがじりじり登りだす。途中、勾配があがるところではここまでの疲労で足が回らないことも。
それでも足を進めて都留を通過。東桂の手前で一度軽い休憩。山中湖までだいぶ近づいているので、ここからは一気に駆け抜けたいところ。
・・・とここで休憩していたローソンの店員さんが自転車旅特有の「どこから来ましたか」の件になる。ひととおりのテンプレ通りの回答をしていたところで、その店員さんから「山中湖からまっすぐいけば、このまえ新しくできたトンネル通った方が早いやでー」とのこと。
そのトンネル、今年の3月に開通したそうで、通常より車で15分早いとも。その確認はまた後程。
有益な情報をもって再び出発。と、ここでまめさんから「三つ峠」の話が。某山アニメで知られるその場所がこの沿いだそうだ。某者はここまで自走すればいいのに・・・
駅舎を外から。次は中を。
で、某山アニメ
あ、ちょっと空が明け始めている・・・・
急ぐ旅も、一休み。三度出発。
本当の地獄はここからだった・・・・(続)
ちょっと自転車で自動車道(激坂)よじ登ってきた
箱根には自動車専用道がある。
国道1号線で小田原を過ぎて箱根登山鉄道の高架下を抜けてすぐの早川で左折すると、MAZUDAターンパイクの入り口が見える。
箱根ヒルクライムレース。本来自動車専用道であるMAZUDAターンパイクを自転車で走るという鬼畜の所業、ドMが集うレースだ。
全長13.8km。平均勾配7.2%。聞くに、10kmまでは10%が続くという。まことふざけたコースである。
例によって前日受付なので、土曜日は箱根湯本でごはんしたり足湯したりアイスくったりしてた。
さて、本番の朝。日が早くなったこともあってかすでに空は薄紺。ささっと準備を済ませて電車で小田原へ。
直前にお酒の所為で左の足首を捻じったが、前日の温泉効果か朝風呂キメたか、まったく問題なし。まぁ、でも気にはする。
輪行の途中、町田過ぎたところでどう見ても同じ方向に行く人を発見。2、3話をして、やはり今日のレースに参加するとのこと。小田原の改札で互いに健闘を祈った。
ターンパイク入口にはすでに人盛りができていた。荷物を預けてスタートで写真。
これだと見づらいのですが、中央下部、道路標識に斜度標識があり、さっそく10%。もうね、笑うしかないですね、これ(白目
すでに登ってるこの状況でどうしろと。これが10km続くとか後悔しかでてこない。
今回は「足をつかず完走する」ことが目標。レースなので、タイムがあるが、競るほどの脚をもってないので、どうでもいいし、目標となる記録を調べてなかったので、いつもの坂道のろのろ時速からすると90分以上かかるかなぁくらい。
この景色みせられると足が途中で爆発するんじゃないかと心配する。
スタート直前、安田大サーカスの団長のマイクパフォーマンスで煽りが入る(フラグ)。
スタートすると、雄大な山、海、谷、景色としては最高だ。箱根にこんないいとこあるんだ・・・今、このペダルを回している状況がなければ。
1kmのところですでに帰りたい気持ちしかなかったが、安西先生の言葉を信じてがんばる。現実は、みるみる抜かされ、後スタートの集団にも抜かされる始末。
3km過ぎると悟りを開いたかのようにただただペダルをまわすだけ。時に抜かし抜かされ、これが10km続く。書くことがないくらいツラミしかない。
苦しい10km。その頂上を過ぎた時、道は我にチャンスを与えた。下り坂である。
本来、ヒルクライムレースではコンパクトクランクでペダルを回して進むのであるが、今日の私はノーマルクランク。そもそも何のレースなのかわかってないのである(確信犯)。
だが、下りとなると、加速で勝るノーマルクランク。ここぞとばかりにペダルを踏んで踏んで踏みまくって同じクラスで1人、先を行かれた他のクラスを2人抜かした。
そこはしかしヒルクライムレース。頂上ゴールなので、また登り。ここでは抜かされず。次のくだりはラスト1km。他のクラスを2人抜くが、ゴール直前200mの登りで大失速してその2人に抜き返されてゴール。
なんとか「足をつかず完走する」クリア!
「伊豆半島と大島がよく見えるんじゃ~」
「あぁ~富士山と芦ノ湖もよく見えるんじゃ~」
「抹茶アイスも最高なんじゃ~」
普通にいい景色ですごい・・・・ヒルクライムのごほうびやね。
ハイクジャージもいい感じに写していただけました。
表彰式。40分台で走る猛者が表彰されていく。表彰式で副賞を渡す団長は腰痛で元気がなかったw
疲労が隠せない私は途中で下山。10km降るとかやめてほしい・・・・
ここまで上るのは昨年の渋峠以来だったが、今回の方が一段ときつさがあった印象。それでも上るのが楽しいと思うのは、達成感だったり、景色だったりといったところが大きいのかなと。
まぁ、でもしばらくはおなかいっぱい感w
あ、ちなみに記録は次のとおりでした。
追記:朝日新聞デジタルにハイクジャージが写真の方(6枚目)でちらっと写ってました(私は後ろ姿です)
自転車800台、急坂激走 箱根ヒルクライム:朝日新聞デジタル
ちょっと自転車でビワイチしてきた~その4~
マキノを過ぎてそろそろお昼ごはんのことも考えながらとは思ってはいても、なんだかんだで休まないのは失敗でしたなぁ~
ここから左折で湖西入り。右折すると敦賀・福井へ。前回のママチャリの時は浜大津から時計回りでここまでで半日使い果たしたことを思うとやっぱり違うな・・・
(まぁ、今日ここまでの距離を同じくママチャリで14時間近くかけて進んだのもどうかしてるなw)
この時は気づかなかったけど、ここまで予定より1時間貯金があったのに、一気に使い果たしてしまうことになる湖西の旅路。
やっと道の駅風車の村でお昼ごはん。
明らかにスタミナ切れだったので、これじゃたりないからさらにアイスクリーム食べて、再出発。
とりあえず、次は白髭神社へ。
厳島神社と同じく水面に浮かぶ鳥居。
この辺りまで戻ってきてもまだ水が澄んでるのよな。
ここからは入り組んだ自転車推奨道路を進むのでペースが落ちる。しかし、ここまで来たら堅田も目の前。それは浜大津まで目の前であるのと同じこと。
そしてやっとこさの・・・
ゴール!14時過ぎ。琵琶湖周遊だけならほぼ12時間で戻ってきた。
もうここまできたら京都駅まではちんたらペースを落としてのんびり。
戻ってきた三条土下座前。
なんかあっという間だったなぁと振り返れば。ここまで走りやす100km以上の旅はなかったので、納得。やはり、自転車を推奨してるだけあって整備がだいたいは行き届いている。まぁ、一部そうじゃないとこもあるけど、全体からすれば些細なこと。
真夏や真冬じゃなくてこの季節にできたこともよかったかな。
今年やりたいことの1つが無事完走できた!
【終わり】230km、14時間。
ちょっと自転車でビワイチしてきた~その3~
道の駅みずのとりステーションに到着。
「ふぃ~、休け・・・・・ん?」
【11時開店】
いまなんじ!?・・・・10時!
Oh.........
ひとまず数キロ先のコンビニへ・・・・・
いい眺めやなぁ~
そういえば自転車と湖写ってるやつないな~ってことで
うんうん、琵琶湖、湖走ってますね~
琵琶湖の短いトンネルを抜けると山田舎だった
(上の湖岸の場所からここまで3kmありません)
一休憩したら、今回唯一といっていい坂道らしい坂道に突入。登って降ってコロッケ食べてテクテク自転車おじさんしてたら、写真撮るの忘れてたw
このあたりからは自転車乗りが抜きつ抜かれつ奥琵琶湖を気持ちよく。気温も上がり、熱い風が吹き寄せたかと思えば、琵琶湖からの湿った涼しい風が癒してくれます。これ、真夏なら湿潤熱風のみの地獄だし、真冬なら電車の運行にまで影響を出す風で死ぬこと不可避だからやっぱりビワイチはこの時期にやるべきだね!
ってなわけで、奥琵琶湖で撮ったのがこれくらい?
奥琵琶湖は東の湖岸道路とはまた変わって湖の淵を沿うように走ることができるので、とても気に入りました。東の湖岸道路はどうしてもキャンプ場があって周りを走っている感覚を覚えます。でも、それこそ琵琶湖なんだろなぁとも。
結局、どっちも含めて琵琶湖なんでしょうね。
さて、奥琵琶湖も終わりに近づいたところで、冷たい食べ物欲しいなあ・・・・
アイスクリーム最高やで!
ここから南へ進路をとり、湖西を走ることに。ここからあまり整備が整っていないところもあることを知っているため、少し不安の中、日差しが強くなる湖岸を進むことになる。
【続く】
ちょっと自転車でビワイチしてきた~その2~
琵琶湖大橋東詰にたどり着いて最初の休憩。
ここですでに4時。え、チンタラ走りすぎじゃね?と思ったけど、予定通りでした。瀬田の唐橋までのロスを取り返したんだろなぁ・・・
ここで1回目の補給とトイレを済ませて、再び闇の中へ。
30分走るともう日が昇りだしてきた。これぐらいになると、だいぶ安心してスピードが出せる。しかしながら、ここからは寒さとの戦い。中々気温が上がらない。ウインドブレーカーを着て走り出す。
でも、この時間あたりの風景ってなんでこんなにきれいなんだろな・・・・他に走りに行く時もこの時間が好き。
この写真が今回の個人的ベストショット。実際は水面に映える色がいいんですけどね・・・・ここのちょっと前に湖岸道路を離れて一路東へ。
目的はこちら。
「あぁ~和ちゃんにジト目で罵倒されたいんじゃぁ~」
ってことで、豊郷小学校。けいおん!の聖地ですね。6時です。すこし貯金できてます。このためだけに東へ進路とりました。この付近で二度目の休憩。
再び、少し日が差し始めた中を北へ。
長浜城。ここまでくると、けっこう走ってきた感ある。(JR西の東海道線の新快速の終点の1つ。)
長浜→米原と抜けて、3回目の休憩ポイントまだかなぁ~
ん?・・・・・あ、これ、スプリントポイントやw
【続く】
ちょっと自転車でビワイチしてきた
今年のGW、実家(大阪)に帰省してました。今回は自転車と共に。
目的はロードバイクで琵琶湖1周。
今から5年も前(5年も前なのか・・・)、ママチャリで1泊2日で琵琶湖1周をした時のように、楽しくのんびりだらだら走りたい。
そんなこんなで5月3日、終電1本前、深夜1時。私は京都駅に立っていた。
深夜出発を選んだのは次のとおり。
① できるかぎり湖東側での混雑を避けたい
② 帰宅時間が夜になることを避けたい
ただ、京都駅に到着して思った。ちょっと寒い。この時のために、上のアンダーは敢えて冬用をチョイスした。結果的に夜明け前のことを思うと正解だった。
久しぶりの京都である。しかもロードバイクだと昨年お盆以来である。
目が慣れてこないので、琵琶湖まではちんたら安全第一で走ることにした。
夜の静寂で普段知ってる京都とは違う雰囲気である。
京阪三条丸太町といえば、そう、これである。
高山彦九郎像。いわゆる土下座前。土下座の方向には京都御苑がある。ここから三条通りを経て山科、大津方面へと向かうのが前回であった。今回もそうである。
某24時間のソレはこれより南のR1五条通りから山科へ向かうのだが、どうみても坂の傾斜が違う(こっちはゆるい)ので、初っ端から体力使う気はないし、妥当な判断である。
さて、今回、三条通りで山科からR1に合流する京都東IC付近は事前に確認していたとおり縁を通って安全経路。工事で車線規制などもあったが、無事、逢坂の関を越えて浜大津方面へ(R1で流れると大津駅だが、前回に合わせて浜大津へ)。
ここを琵琶湖1周の起点とする。
一路、南。瀬田の唐橋へ。ママチャリの時はここを時計回りしていたため、夜9時頃だったと思うが爆走してたことを思い出す(たぶんママチャリで20km/h以上は出てたと思う。事故ったら死んでたくらい飛ばしてたw)
瀬田の唐橋。急がば回れの由来である。急いで湖を船で渡るより陸路で瀬田の唐橋を通るほうが良いというところからきているのである。確かに、中山道は彦根から途中湖通る方が楽な気がしますね。琵琶湖1周してその思い、よくわかります。
手前が石山・膳所方面。奥が草津方面。琵琶湖周遊は奥の信号を左へ。
こちらは橋の上から湖岸道路を右手に。左手は湖。うん。街灯があまりない感じがするね(確信)
ここからは街灯も少ないので、光量あげて走り出す。途中、追い抜かれたローディーはこのあと琵琶湖大橋東詰までついたり離れたりを繰り返す。
車は全然こないし、信号も全然ないのでスピード乗るとぐんぐん早くなります。やっぱり夜スタートにしてよかった。浜大津までのふわふわペースを取り戻す勢いで足を進める。
月光、湖面を照らし、対岸、人光がまたたく。良く思えば、真っ暗な湖岸道路撮ってないやw
そして、いよいよ、最初の休憩ポイント、琵琶湖大橋東詰へ。
【続く】